【機材紹介】KAIENTAI D750専用バッテリーグリップを購入してみた
D750用にバッテリーグリップを購入しました。
7/23現在、amazonのレビューが3件、Googleの検索でも購入レポートがなく、買いたいけど躊躇っている人のためにレビューしました。参考になれば幸いです。
最近自分の撮った写真を見返していてふと思いました。
横構図多すぎじゃない?
見事に横ばかりの構図で縦構図の写真が少なかったんです。
たまに縦の写真が出てきても水平がとれてなかったり、何を主題にしたいのかわからない写真だったり、そういう写真ばかり量産していることに気付きました。
一眼レフで縦構図を撮ろうとすると、シャッターを押すために右手を上か下に構えますよね?この態勢、自分では水平をとっているつもりでも、ファインダー内の水準器を見ると絶望的に左右に偏っていることが分かります。
水平がすべてというわけではありませんが、例えば建築物など、何か直線的なものを撮るとき、海などの水平線を撮るとき、こういうときは水平がとれていないと、なんだかうーん...な写真になってしまいます。
そんな時にあると便利なのがこれ。
いわゆる”縦グリ”というやつですね。
カメラ本体の底につけることで、カメラを縦に構えた時でも普段と同じように右手を添えることができ、無理な姿勢をせず撮影することができます。
つまり、水平がとりやすくなるということです。
プロのカメラマンなんかが使うCanon 1DX Mark ⅡやNikon D5など、ハイエンド機には縦構図がしやすいように最初から縦グリがあります。もちろん撮影の幅を広げるためです。
しかし初めから縦グリがついているのはプロ機などごく一部の機種で、売られている(というかほとんどの人が使うであろう)初・中級機にはついてません。
まあ大多数の人は縦グリを使ってまで撮影しようって思わないでしょうしね...。
まあそんな感じで、あれば確実に撮影が捗るもの、それが縦グリップです。
ただ、上のリンクを見てもらえればわかる通り、純正品はめっっっっっちゃ高いです。
D750の場合、amazonで安くなっているとは言え29,000円って...彼女とディズニーシーに行ってディナーにマゼランズのスペシャルコースを食べるのとほぼ同額ですよ...
レンズならともかく、バッテリーグリップひとつにそこまでお金をかけられない僕はサードパーティー製の互換品を探すことにしました。
そこで見つけたのがこれ。
【KAIENTAI】Nikon ニコン MB-D16 マルチパワーバッテリーパック 互換品 ● EN-EL15 / D750
- 出版社/メーカー: KAIENTAI
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
KAIENTAI...?聞いたことありませんねぇ....
レビューも7/23現在3件と他社?の出してる互換品と比べてとても少ないです。
しかもうち1件は動作不良で最低評価だし。
カメラ関係の互換品といえばまずバッテリーが思い浮かびますよね。充電しても使えないとかカメラが壊れたとかいろいろ話は聞きますが、僕の購入したD750の互換品バッテリーについては問題なく使えています。しかしそれはまた別の話。そのうちここに書きます。
つまり互換品を買うということはある意味博打なのです。安さに惹かれて買ったけどまったく使えなかったり、結果的に修理代としてもっと高いお金を払うことになったり、そういうリスクと紙一重なわけ。
お金がある人は悩まず純正品を買いましょう。もし互換品を買うなら自己責任で、どうぞ。
届いた
こんな箱で到着しました。
中身は
・バッテリーグリップ本体
・EN-EL15(D750のバッテリー)用ホルダー
・単3電池ホルダー
の3点。
純正品についてくる専用ケースみたいなものはありませんでした。どうせつけっ放しにするしいる?これ。
単3電池ホルダーですが、写真では電池が4本しか入らないように見えますが、裏側にもう2本入るスペースがあります。このあたりは純正品と変わらないようです。
ちなみに説明書は英語と中国語でした。
まあ読まなくても使い方はわかるので問題なさそう。
買った理由は安かったから
はい。KAIENTAIを買った理由はひとつ。安かったからです。
現在は購入時より値段が上がったようですが、僕は3,900円で買いました。純正の7分の1。やったねたえちゃん!浮いたお金でミラコスタに泊まれるよ!
縦グリ、気にはなってるけど購入に踏み切れないという人でも、このぐらいの値段なら買ってもいいかなと思えるのではないでしょうか。
使ってみた
気になる使用感ですが、純正品を触ったことがないので完全に主観の雑感になります。
夫の携帯の中身とか、好きなアイドルのSNSとか、知らないほうが幸せなことってたくさんあるよね・・・。
・シャッターボタン
本体は半押しからレリーズまでスムーズな動きをしてくれますが、この縦グリは半押しからレリーズまでに「カチッ」とワンクッションあります。
わかりにくいと思いますが、カチッと止まったところが半押し状態、最後まで押し込むとシャッターが落ちる感じです。親指フォーカスなど設定していなければこのカチッの部分でAFが作動するんだと思います。
・前後コマンドダイヤル類
こちらは回転させるととても軽い音がします。笑
おそらく縦グリ内部の空間で音が反響しているからだと思いますが、けっこうカリカリ言います。安っぽさは隠しきれません。
・マルチセレクター
ファインダー内でフォーカスポイントを変えようと思ったときに便利。
MFレンズが多いので普段はあまり使いません。他にどんな使い方するんだろう?
・AE/AFロックボタン
普通に使えます。
親指フォーカスとして割り当てることも可能。
・その他
縦グリそのものとバッテリー室の境にシーリングは施されていないようです。D750本体が防塵・防滴なだけここは残念。
それとカメラ本体に縦グリを取り付けるという構造上仕方ないことかもしれませんが、縦グリと本体の間には若干の隙間があるため、本体と接触している端子への浸水は免れそうにありません...まあ雨が降ってきたら念のため縦グリは使わないとか、その程度で防げる話なので今のところ問題はなさそうです。
(追記)
端子の部分にはシーリングが施されていました。ある程度の雨なら端子への浸水はなさそうです(でも結局バッテリー室には浸水するから意味はなさそう)
見た目の質感などはD750と一緒なのでつけていて違和感はありません。よくできていると思います。
まとめ
買ってよかったと思います。満足度高し。
縦構図が捗ります。楽しい!
純正はもっとスゴイんでしょうか...。いや、知らないまま人生を終わらせたいな...。
ポートレートや風景などで縦構図をたくさん撮る人は持っておいても損はないと思います。コストパフォーマンスはバツグンです。ただ故障とかが気になる人は純正品を買ってください。
言わずもがな、縦グリをつけると重くなります。大きくもなります。威圧感はんぱないです。肩が凝ります。荷物も多くなります。これまで使っていたストラップだって使えなくなるかも。
それでも買いたい人は、さあ、下の画像をクリックしてそっと購入ボタンを押しましょう。大丈夫。これぐらい奥さんにもバレませんよ...。
【KAIENTAI】Nikon ニコン MB-D16 マルチパワーバッテリーパック 互換品 ● EN-EL15 / D750
- 出版社/メーカー: KAIENTAI
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
そういえばバッテリーグリップの記事なのに縦構図の話ばかりでバッテリー容量が増えることに触れていませんでした...。
このバッテリーグリップをつければ従来の本体のバッテリーにプラスしてもう1つ、計2つのバッテリーで撮影に臨むことができます。
星の撮影など、長時間撮影する際は便利ですね。
ちなみに記事で少し触れた互換バッテリーはこちらを使っています。購入して半年ですが問題なく使えているのでよかったらこちらもどうぞ。